院長の学術論文がジャーナル掲載されました
川原院長の学術論文がジャーナル掲載されました。
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要約:
この後ろ向き研究では、中長期のメンテナンス療法を受けている患者の、歯の喪失の危険因子を特定しました。 2015年1月から2016年12月の間に歯科医院に来院した患者の中で、積極的な治療後に5年以上メンテナンスに来院した674人を調査しました。これらのうち、265人が男性(平均年齢54.6±8.0歳)、409人が女性(平均年齢54.0±7.9歳)でした。研究変数には、患者のコンプライアンス、性別、失われた歯の数、歯の喪失の原因(虫歯、歯周病、歯根破折、その他、生活歯または失活歯)、メンテナンス開始時の年齢、メンテナンス開始時の残存歯数、喫煙、唾液分泌抑制剤の使用、糖尿病の存在、歯周骨喪失の状態、および取り外し可能な義歯の使用が含まれました。結果は、メンテナンス期間中に失われた歯のほとんどは失活歯であり(全症例の91.7%)、歯の喪失の最も一般的な原因は歯根破折(全症例の62.1%)でした。メンテナンス期間における歯の喪失の統計的に有意な危険因子は、メンテナンス開始時の残存歯数でした(p = 0.003)。