20歳になったときの歯の状態は、
その後一生の健康に
深くつながっています。
同じような食生活で同じように歯を磨いていても、むし歯になりやすい人となりにくい人がいます。
遺伝的な要素もありますが、二十歳になるまでにどのような口腔環境を整えておくかが、
最も重要な要因になります。
二十歳は、骨格やかみ合わせをふくめ、歯や歯列がすべて完成する時期です。
この時までに適切な状況を維持しておくことができれば、その後大きく口腔内環境が変わることはありません。
できれば生後6ヶ月頃から歯科医院に通い、むし歯菌の定着を防ぐことが理想ですが、
何歳から始めても遅いことはありません。歯の 健康は全身の健康と繋がっています。
健康な成人を迎えるために、 当院でしっかりサポートいたします。
川原歯科医院では、すべての患者さまに予防中心の定期検診プログラムをご提供しています。
定期的なメインテナンスを実施することで、むし歯菌が定着しにくくなり口腔環境が整います。
詳しくはこちらをご覧ください。
乳歯萌出期目標:むし歯菌の感染を最小限に抑える
むし歯菌は、一緒に暮らすご両親から感染することがほとんどです。
生後19ヶ月〜31ヶ月の菌が定着する時期までに、
できる限りご両親のむし歯菌を減らしておきましょう。
ご家庭でお願いしたいこと
- むし歯菌感染の防止
- 決まりよい食習慣の確立
- 歯磨きのトレーニング
- フッ素の導入
当医院の役割
- むし歯発生のメカニズムのご説明
- 家族ぐるみの取り組みの仕方の指導
- 歯科医院に慣れてもらう
- 現在の仕上げ磨きの指導
- フッ素の使用の指導
- むし歯感染時期についてのご説明
乳歯列完成期目標:乳歯に新たなむし歯を発生させない
この時期は、正しいブラッシングやフロス・フッ素の使用などで、新たなむし歯菌を発生させないことが重要になります。
ご家庭でお願いしたいこと
- むし歯菌感染の防止
- 決まりよい食習慣の確立
- ポイントを押さえた仕上げ磨き
- フロスの積極的な使用
- 継続的なフッ素の使用
当医院の役割
- むし歯感染時期についてのご説明
- 食生活指導
- 個人に合わせたブラッシング指導
- フッ素の使用の指導
- フッ素塗布
混合歯列(前期)目標:奥歯に最初に出てくる永久歯
(第一大臼歯)を守る!
出てきた直後の永久歯はとても弱く、むし歯になりやすいです。
生えてから2・3年ですこしずつ強くなってくるので、
それまで一生懸命守ってあげてください。
ご家庭でお願いしたいこと
- 第一大臼歯の保護者からの仕上げ磨き
- 食習慣の乱れの防止
- 継続的なフッ素の使用
当医院の役割
- 第一大臼歯のブラッシング指導
- シーラント処置
- 生活習慣指導
- フッ素の使用法の指導
- フッ素塗布
- 生え換わりの観察
混合歯列(後期)目標:一人での歯磨き等、
適切に自己管理できるようになる
今後どのように歯が生えそろうか、診断・予測します。
この時点で歯列矯正するべきか、もう少し様子を見た方がいいかをジャッジし、20歳までの未来予想図 を描きます。
ご家庭でお願いしたいこと
- 自身でのブラッシング、フロスの使用
- 保護者からのチェック
- 第二大臼歯を注意して磨く
- 食習慣の乱れの防止
- 継続的なフッ素の使用
当医院の役割
- 歯肉炎にも目を向けてもらう
- 個人に合わせたブラッシング指導
- フロス使用の確認
- 第二大臼歯の磨き方の指導
- シーラント処置
- 生活習慣指導
- フッ素の使用法の指導
- フッ素塗布
- 生え換わりの観察
永久歯列完成期(前期)目標:自己管理の継続、
歯肉炎のコントロール
奥歯の第二大臼歯が萌出し、顎の成長がほぼ終了した時点
(14〜15歳)で、咬合・歯列について再評価し、
必要であれば矯正治療をスタートします。
ご家庭でお願いしたいこと
- 丁寧なブラッシング、フロスの使用
- 食習慣の乱れの防止
- 継続的なフッ素の使用
- 継続的なメインテナンスへの来院
当医院の役割
- 歯肉炎にも目を向けてもらう
- 質の高いケアを身につけてもらう
- 歯周病の病因論の説明
- 生活習慣指導
- フッ素の使用法の指導
- フッ素塗布
- 思春期の不安定な気持ちへの配慮
- たばこの為害性の説明
永久歯列完成期(後期)目標:食生活の乱れを防ぎ、
良い環境を維持していく
思春期を迎えて友人との外食も増え、様々な変化が出てくる時期です。
途中、忙しくてメインテナンスが途切れることもあるかもしれません。
それでも、ご両親が根気強く歯の大切さを伝えてあげてください。
健康で強いハタチはもうすぐそこです。
ご家庭でお願いしたいこと
- 丁寧なホームケアの継続
- 食習慣の乱れの防止
- 継続的なフッ素の使用
- 帰省期などの継続的なメインテナンスへの来院
当医院の役割
- 歯周病の診査、指導
- 個人に合わせたホームケア指導
- 生活習慣指導
- フッ素の使用法の指導
- フッ素塗布
- 成人メインテナンスへの引継ぎ
小児歯科の特長
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担当衛生士制
一人の衛生士が責任を持って一人の患者さんを受け持つ担当制です。
小児と成人ではお口の状況も異なるため、小児には小児専門の衛生士がつきます。 -
見慣れないものを無くして安心感を
不安を抱かせないために、できるだけ見慣れない機械は見えないつくりにしています。
メインテナンスはまったく痛みはありません。安心してご来院ください。 -
家族みんなで入れる部屋に
ご両親も一緒にレントゲン画像を見ていただいたり、お兄ちゃんお姉ちゃんは隣の机で宿題をしたり。
小児専門の部屋は、ご家族も一緒に入れるように広めのスペースを確保しました。
家族がずっとそばにいるから、小さなお子さんも安心です。