川原歯科医院 | KAWAHARA Dental Clinic



お知らせブログ


第10回MTMセミナー

2014年3月 4日 | 研修会

2月27日、28日と2日間にわたりMTMセミナーを開催しました。徳本さんにお越しいただいてのセミナーも今回が10回目となります。今回は、治療部から成人予防部へ移動になるスタッフに対しての新人教育もかねて、カリオロジーとペリオドントロジーを初心に戻って勉強しました。歯をなくす原因はう蝕と歯周病です。う蝕や歯周病はいったいどんな病気で、どうしたら予防できるのか。私たちの診療目標を達成するためには、そうしたことをできるだけわかりやすく患者に伝えて、病気を食い止めたり再発を防ぐことが大切であり、こうしたプライマリーケアを充実させることこそが、私たちの最も重要な使命と考えています。地域の皆さんのお口の健康状況が世界トップクラスになりますように私たちはこれからも全力で成長したいと思います。ご期待ください。

感想

藤川和美

昨年の秋くらいから、親知らずの抜歯のため、私自信もMTMにのっとって治療を受けていますが、私も担当の衛生士さんからOHISの用紙をもらいました。何だか、テストの答案用紙を返してもらっているかのような、はたまた、健康診断の結果を聞かされる時のような、何とも言い難い不安というか緊張感がありました・・・果たして、私の口腔内の健康状況はいかがなものか・・・とか、現在のハミガキの仕方で大丈夫なのかな・・・とか、そういう疑問の答えが一気に反映されて出てくるんだろうな・・・と思っていたので、出てきた結果を見て、思ったより悪くなかった上に、担当の衛生士さんに「悪くないと思いますよ」と言われたので、一安心したのを覚えています。(ちなみにあれからもう半年くらい経っているにも関わらず、まだ親知らずの抜歯が完了していないので、次に再評価に移った時に、担当衛生士さんに怒られるのではないか・・・と前とは違った不安を募らせています・・・)患者さんも歯科医院に来院するときは、歯が痛いとか何らかのトラブルが発生してから来院されて、説明はされても今まで考えたこともなかった唾液の検査の話を突然されて、何だかよくわからないけど、検査するんだな・・・とサリバテストをして、言われた通りに次回のアポをとり、約束の日に来てみたら、サリバ結果の説明をしてくれて、何だかわからないけど、口の中には細菌がたくさんいるだ・・・という衝撃的な事実を聞かされ、しかも自覚症状はないのに軽度の歯周病ですね、骨が溶けてきてます・・・一回溶けた骨は元には戻らないので、これ以上吸収されないようにするにはメインテナンスが必須ですよ・・・という具合に恐ろしい話をされてしまうのだろう・・・と予防館でのやりとりを想像してみました。こういう検査などをしてくれる歯医者さんを、私は知らなかったので、唾液の検査をするだけでいろんなことがわかるということは本当に驚きです。結果から、いろんなことを読み解ける、または読みとろうとする探求心は、根底に知識がないとできないことだなと思います。
さっきの(空想)予防館の話では、たった1時間のうちに患者さんに説明をして、患者さん自身が「歯を大切にしなきゃ」って思ってもらうようにするっていうのは本当に難しいことだと思います。衛生士さんが一生懸命がんばっている間、私も患者さんに「生涯自分の歯で食事してもらいたい!」と思っているので、何か質問されたら答えることができるように、日々先生に質問して勉強してはいるつもりですが、私がどこまで患者さんに言ってあげたらいいものか迷ってしまうこともあります。例えば、たくさん抜歯をした女性の患者さんは「もう歯がボロボロになった・・・恥ずかしい・・・」と言われる方が多く見受けられます。そういう患者さんには徳本さんに教えてもらったように「もう抜かないように、まだ残っている歯を大切にしていきましょうね」とか「定期的にメインテナンスに来ていただいていればもう抜かなくて良いようになると思いますよ」「衛生士さんは歯を守るプロなので、虫歯になってないかとか、何か異常はないかとかきちんとみてくれるので安心してください」とか言って励ましてみますが、私は実際に衛生士の仕事をしていないのにメインテナンスに来ていたら絶対大丈夫!などと言うことは軽はずみに言ってしまっていることにはならないのかな?と少々不安に思う時があります。私が思う医療従事者は「テキトーなことを言わずに、信頼できる人」なので、私はテキトーなことを言ってしまってはいないだろうか・・・と不安になるのです。私自身、MTMにのっとって治療を進めている今、患者さんと同じ立場になって思うことは「衛生士さんに任せてれば私も死ぬまで自分の歯で食事できるよ!できるよね・・・」という気持ちでいるので、全力で衛生士さんを信頼、信用しているので「メインテナンスで衛生士さんにチェックしてもらっていれば大丈夫ですよ」と言ってしまいます。あっ!「ホームケアも大切なので、歯茎から上は○○さんががんばって、歯茎から下を衛生士さんに全力で任せましょう・・・」と言えば良いですかね・・・今ひらめきました・・・そうしたらぜーんぶ丸投げで衛生士さんお願い!!じゃなくて、自分も歯を守るためにがんばっていかないといけないんだな・・・と考えてもらえそうですね。今日のセミナーでも思いましたが、やっぱり天然歯が一番ですよね!食事のおいしさ、楽しさも、歯があって自分で噛めてこそ!だということがよくわかりました。高齢の患者さんでも自分の歯が残っていて噛むことができる人は、本当にイキイキしていて目が輝いているんです。歯だけが要因ではないかもしれませんが、歯もその要因の大部分になっているかもしれないなぁと感じます。噛んで、脳を刺激、活性化して全身を健康に・・・歯は知れば知るほど奥深いんですね。

伊庭裕子

今回も、私たちの為に色んな話をして下さってありがとうございました。今日の最後のOPの話を聞いて、自分が川原歯科で勤務し始めた頃の事を思い出しました。私は、川原歯科医院で勤務する前にも他の歯科医院で歯科助手として働いていました。そこでは、従業員は私を含め3人で受付、滅菌、アシスタント業務など全てをローテーションで行っていました。従来型の歯科医院で、何の知識も持たない私は、患者さんは痛くなったら来院して、歯科医院は削って詰めてかぶせるが仕事で、全ての歯科医院が同じなのだと思っていました。毎日毎日ただただ同じ様な事の繰り返しで、全ての仕事を覚えてもやりがいも何も感じる事が無く、転職する事を決意しました。しかし、仕事がなかなか見つからず経験があるからという理由だけで川原歯科医院の面接を受けました。川原歯科医院に入って、初めて「予防歯科」という考えを知りました。前の歯科医院で覚えてきた事が全てだと思っていた私には、すごく衝撃的でしたし、新しく覚えなければいけない事、勉強しなければいけない事が山ほどあり、毎日とても混乱していた事を覚えています。私が入局した頃はMTMが始まる数年前で、医院の仕組みが大きく変わっていく中で色々な経験をしました。従来型の歯科医院から予防型の歯科医院に変わっていくのは、本当に大変な事だらけで、「一体どうなるんだろう・・・大丈夫かな」と不安だらけでした。初診の患者さんにDVDを見て頂くだけでも一苦労でした。なかなか理解してもらえず、患者さんを怒らせてしまった事もありました。でもそれは、きっと私自身が予防の事をまだきちんと理解していないままで働いていたからだと、今では思います。川原歯科に勤務してから勉強会がとても多く、今まで様々な方に来て頂いて色んな講演を聞く事が出来ました。講演の内容は初めて知る事がほとんどで、専門用語も沢山出てきますしちんぷんかんぷんで、全く頭に入って来ない事もありました。それでも講演の内容は、川原歯科医院のスタッフである為には知っておかなければいけない事ばかりで、職種に関係なく川原歯科医院全体でメインテナンスの重要性を伝えていく為にはちゃんと勉強をして、みんなの足を引っ張らないようにと思って毎回必死でノートを取っています。色んな本を読んだり、講演を聞いたり、分からない事をDrに質問したりして知識が増えるにつれて、少しづつ自分に自信を持つ事が出来るようになりました。努力の結果は、確実に全て自分に返ってくるのだと社会人になってから分かりました。学生の頃に分かっていたら良かったのになぁとちょっと思います・・・。私は、今の仕事にすごくやりがいを感じています。私はDAですが、最近では私にしか出来ない仕事も出てきました。そして、川原歯科医院には年上、年下関係なく尊敬出来る所や見習わないといけない所を持った人達ばかりが居ます。私も少しでもそんな所を持てる人になりたいと思っています。今日は過去を振り返って、自分を見直す事が出来ました。明日から、周りへの気配り心配りを忘れずに行動したいです。

川原淳子

徳本さんの今回のセミナーでは、患者さんに伝えるときに、どのような言葉を使ったら効果的に伝わるかを学びました。桶に注ぎあふれる水道の蛇口の絵では、水の出方の表現が、ダーダー、ちょろちょろなど。再評価はどのくらい止まったかを確認すること。患者さんには止め方を教える。患者さんが蛇口を閉め、衛生士がたまった水をかき出す。水があふれる前にかき出すのがメインテナンス。歯周病は歯の周りが病んでいく病気。唾液は自然のシーラント。など、患者さんに伝わりやすい言葉を引き出しに増やすことができました。また、オーラルフィジシャン医院に必要なのは教育と投資であること、衛生士は教育者でなくてはならないことを教えていただきました。私たち小児矯正部はこのことを日々実感しています。患者さんにかかわることは大変だけれども楽しいことです。これから小児矯正部ではリスク検査を今まで以上に生かして、徳本さんに教えていただいた言葉を患者さんに伝わるようにうまく使って、毎回患者教育を行い、リスクコントロールをしていきます。数年後にどう結果がでるのかたいへん楽しみです。データとはとても興味深いもので、自分たちがやってきた方向性ややり方がよかったのか、間違っていたのかが、結果として明らかになります。
データ(レントゲン写真や口腔内写真も含めて)をよく見てよく読み患者さんの背景を含めて考えると、どうしたらいいか見えてきます。他には仕事に対する考え方や取り組み方、肩の力を抜くことを教えていただいたり、気持ちが楽になる声掛けをしていただいたり、喝を入れていただいたり、毎回、多くを学べていることに感謝しています。これからもよろしくお願いいたします。さっそく「歯は磨くだけでいいのか」購入いたしました。皆で読み患者教育に役立てていきます。

山崎泰文

今回のMTMセミナーでは、MTMの根本的な部分から講義していただき、改めて、発見することが多くあった。
(MTMについて)
・不必要な治療から患者を守るシステム。医科にとっては、当たり前の治療モデル
・MTMは、歯周病の標準の流れに、サリバテストを付け加えただけ。
・原因を取り除き、再発させないようにするために、原因の把握が重要
→サリバテストの重要性
・なぜ、このような口腔内の状況になったのか、原因を追求する
→サリバ説明に厚みがでてくる
(う蝕病因論)
・ステファンカーブを、わかりやすく説明することが大事。いかに、再石灰化に目を向けるか
①    脱灰の重りをはずす
②    再石灰化の重りを増やす
・修復治療は、歯を修理しただけ。原因を除去しないと、破壊速度は増加する。
(歯周病病因論)
・メインテナンス間隔について
すべての人が同じ間隔でメインテナンスを受けるとすると・・・
①    ハイリスク患者・・・必要なメインテナンスを十分受けれていない
②    ローリスク患者・・・オーバートリートメント。医療費の増大

今回のセミナーを受講して、カリオロジーについて、もう一度深く勉強し直す必要があると感じた。

馬場朱梨

徳本さん、2日間ありがとございました。私にとってとても内容の深い2日間になりました。1日目は予防部新人教育として、口腔内写真の撮り方、サリバの仕方、プロービングの仕方を教えて頂きました。実際予防業務を治療部ですることはあまりないので、特にプロービングに関しては苦手意識がすごく強く、基礎も不十分なままだったように思います。今回2時間という短い時間の中での実習でしたが基礎的なことをきちんと教えて頂き、自分がいかに基礎が全然出来ていなかったのか反省することがたくさんありました。するところを見るより、実際に自分がした方が身体が覚えて次回する時にイメージがしやすいので、とても勉強になりました。2日目の講義ではリスクコントロールの重要性についてご指導して頂きましたが、その中で感じたのは“伝える”能力です。以前患者さんにフロスの指導をしているとき、「ちょっと難しいと思いますが頑張ってください。」と言ったことがあり、その時その説明を聞いていた院長に「難しいとかマイナスになる言葉は言ったらダメ。」と言われたことがありました。今思うとあの時本当に患者さんにフロスをして欲しい気持ちがあったのかと言われると、院長に言われたから説明した思いの方が強かったように思うし、患者さんの立場になってみてもマイナスな言葉を使われるより“あなたなら出来る”とプラスに言われた方が頑張る気持ちにもなれると思います。予防部にいけば患者さんと話す機会が今よりもっと増えます。口腔環境を良好な状態にもっていくためには技術も大切ですが、患者教育で、どれだけ患者さんに理解してもらえるように伝えることができるかが大切だと思いました。今の自分だとまだまだ勉強不足なので患者さんと話していても確信をもって言えることが少ないので、伝える力を鍛えるためにも本を読んでまとめたりして、まず自分が理解していく努力をしていきたいと思います。今回、予防部の衛生士さんの育休により今年の7月から成人予防部に配属されることになりました。まだ衛生士2年目になる私に予防部でやっていけるのか、正直嬉しい気持ちよりも不安の気持ちの方が大きいですが、これは与えられたチャンスだと思ってやるしかないと今は思っいます。これからの課題はたくさんありますが徳本さんや先輩の衛生士さんが新人教育としてどのように指導していったらいいのか一生懸命に考えて下さっているので、私も途中で逃げ出さないように最後まで頑張っていきたいと思います。

井川志乃

今回は、『MTM』の基本を考えさせられたお話でした。『川原歯科医院は予防に重点を置いた医院である』ということは、3年超えて勤務してきた中で十分理解できています。しかし、いまだにMTMの流れに関しては、人に説明できるほどは理解できていません。『MTMとは何なのか?』『何のためにMTMをするのか?』改めて考えさせられました。以前、私は矯正治療をしていたので、川原歯科医院に勤める前から自分の口腔内には割と関心を持っていましたが、私の主人の口腔内は、あまり良いとは言えない状態です。歯が痛くなったら歯医者に行くという考えの人なので、治療と再発の繰り返しです。私が「川原に来る?」と聞いても、「歯医者って何回も通わせて金取るよなぁ。」と言って来る気はないみたいです。私としては『初期治療をしないと変わらないのに…』と思ってしまいますが、人の考えを変えるのは、かなり難しいことです。仕事の場においても、痛いから来院して、痛みがなくなれば来なくなる。しかし、しばらくしてまた痛みが出て来院するという患者さんが多いのが現状です。受付は歯科衛生士のように、患者さんと一対一でじっくり話を聞いてもらう機会がありません。しかし、予防歯科医院に身を置く者として、受付という立場で何ができるのか?これからの課題にしたいと思います。

赤栩美穂

徳本さんのセミナーは一日中、考えさせられることが多いです。知りたい情報や、予防についてなど多くを吸収したくて夢中になります。いかに自分が勉強不足かを痛感し、反省させられます。また、今回医院でのデータを見て、できていないことや今後の課題目標が見えました。サリバテストができていないので、実施率が気になっていた矢先です。保護者の理解を得るため、サリバがしたくなるような声かけができたらいいのに・・・。と悩んでいましたが、サリバをしないと説明ができない。と言う話を聞いて、突破口が見えました。頭で考えて悩むより、ちょっとした言葉がヒントになります。忙しさや慣れ、カリエスがないのだから・・・などを言い訳にせず、ひとりひとりの口腔内に向き合い、リスクコントロールをしなければ。子どもたちを健康なまま育てたい。成人になった時もカリエス・ペリオのリスクも低くしたい。子どもたち、保護者の方のお口への願いに応えていかなくては・・・。まだまだ、勉強しなくてはと思いました。それと、この頃院長を見ていて、いろいろなことを考えるようになりました。川原歯科のあり方です。院長がいろいろな所にでかけ講演をし、予防のあり方や真の患者利益、医院の方針についてなど伝えることで影響を受け、歯科医療について考える方が増えてきていると感じていることです。川原歯科のDHと言う目で見られる機会も増えました。医院の診療データが実証となります。徳本さんがおっしゃるように、そのデータを私たちが作っていると言うこと。何があっても、もうやるべきしかない。と思うようになりました。地域の子どもたちの口腔の健康を守るという目標と、世の中に予防に取り組み共に頑張っていく仲間を増やしたい。当院で働くDHを増やしたい。という思いが強くなりました。初心にかえって、診療に取り組みたいと思います。これからも徳本さんにご指導していただけたら・・・。と思います。今年1年も頑張りたいと思います。本日はありがとうございました。

山田沙由梨

唾液検査実施率が低いことを指摘されたのもあり、カリエスリスク把握のため最近よく唾液検査を実施しています。しかし、唾液検査を行ったということだけに満足してリスクコントロールのために本当に活かせているのかと思っていた部分がありました。検査結果を見て、どうしたらリスクを低くすることができるのか考えるのは考えます。徳本さんの講義を受けてきて以前よりは説明がしやすくなりましたが、しかしどの患者さんにも同じように説明していたと思います。
今回の講義で、一人一人の患者さんに対してリスクとなるポイントは違うということを考えさせられました。どうしてむし歯になったのか、一人一人の患者さんに対してリスクとなるポイントはどこなのか、検査結果からだけではなく患者さんの生活背景からも読み取れるようにしたいです。そして、以前からの課題でもあった唾液検査の有効性を高めていけたらと思います。また、次回の講義でもどんなことを吸収できるのか楽しみにしています。ありがとうございました。

吉永あゆみ

2日間、お越しいただきましてありがとうございました。徳本さんのお話は、MSの私にも理解しやすくプレゼンテーションの見せ方やアイデアもいつも勉強になり、あっという間に時間が過ぎてしまいます。「卑弥呼の歯がいいぜ」は患者さんセミナー用という事もあって、特に分かりやすかったです。噛むことで1年間歩けなかった人が歩けるようになった事や、寝たきりの原因は歯にあったことは驚きました。また、私も徳本さんのように多くの引き出しを持ち、その引き出しをいつまでに埋めるか期限を決めてどんどん埋めていきたいと思います。私は普段の診療で患者さんと接する事はないのですが、ホームページやフェイスブックなどのソーシャルネットワークを通じて患者さんに情報提供する事はできると思います。少しでも、患者さんの口腔内を守るお手伝いができたらいいなと思いました。今、当院の新人予防部衛生士はプレッシャーで押し潰されそうになっているので、衛生士や他の部署のサポートもしっかり行っていきたいです。

原亜由実

まず初めに徳本さんへ、お忙しい中お越しいただきありがとうございました。私は、この4月から成人予防部へ配属が決まり、現在先輩の下で勉強中です。それまでにMTMセミナーがあると知り、できるだけたくさんのことを得ておきたいと、とても楽しみにしていました。1日目は実際に診療を見てもらい、今必要な事を基本から教えていただきました。細かなところまで見てくれ、それについてのアドバイスももらえたので、早速次からの診療に生かしたいです。2日目は歯周病とカリエスについての講義をしていただきました。基本的なことが含まれた内容で、様々な質問にも答えていただき、曖昧だった部分も再確認できたので、今の私にとってはとてもありがたい講義内容でした。自分の持っている知識をいかに相手にわかりやすく伝えるかは、想像以上に難しく、今の私の課題でもあります。日々、患者ひとりひとりの歯、お口の健康を守るには何をどうすることが必要なのかを考えていると、サリバテストをはじめ様々な資料が、リスクコントロールをするにあたっていかに大切かがよくわかります。課題はこれからも新しいものが生まれ続けると思いますが、その度に成長できることを信じ、学ぶことを大切にしたいです。まずは、この2日間で学んだことを今後にしっかりと生かしていきたいです。

春日早紀

定期的に徳島へお越しいただきいつも感謝しています。今回もたくさんのテーマでお話しをしていただきました。新人DHへのセミナーであった、MTMの概念を8年ぶりに耳にし、歯科に医療の視点を!ということを再認識し、改めてMTMの重要性を考える糸口となりました。MTMのステップごとにあるものは一つ一つ大事な検査であり、項目であること、確実にこなせていけば真の患者利益になる。私自身、毎日毎日それが当たり前となりルーティンワークがちになっている最中のセミナーであったので、自分の仕事に工夫を!ライセンスを持った自分に追及を!という目標を立てることができました。セミナーを受講すると見落としていたもの、勉強不足だった分野がポロリポロリと見えたため、日々研鑽していこうと思います。徳本さんと話した中でとても心に残った言葉、自分を動かしてくれた言葉に「なぜあなたは歯を守りーなぜそれを目指すのか、そしてどう伝えるのか」という一言がステップを積み上げるための言葉のように感じました。奥深いですが根本的に考えて、地域の患者さんを世界のトップクラスにしていきたいと思います。

大舘千華

今回のセミナーはMTMの流れを詳しく説明して下さったので普段の診療で生かせれる事を学ぶ事ができました。MTMを始める時などにチェックリストの流れについてやMTMについて教わったのですが、私が所属している受付では最初の項目にチェックを入れてDHにバトンタッチするので、ある程度の流れなどは解っていても日々の診療で主として業務を行っている訳ではないのでどうしても以前教えてもらっていた事を忘れてしまっている事が多々あります。サリバテストについてもフッ化物についても頷ける所があれば初めて知ったと思う所もあり今知っている事の復讐にもなりまた新たな知識として知る事が出来た良い機会になりました。また、寝たきりの人=歯と言うのは知らなあかったので驚きました。痴呆の人の多くには歯がないと言う事は聞いた事があったのですが、健康を維持していくのに歯の役割は本当に重要な役割を果たしているのだなと実感しました。私の知らない事はまだまだたくさんあるので、徳本さんのスライドにもあったように患者教育にはたくさんの引き出しを持つ事だと言う事を念頭におき、引き出しの数を増やせていけたらなと思いました。そして、川原歯科医院が目指している目的に向かって頑張っていきたいと思いました。

竹原彩香

今回のセミナーの内容はMTMとはどのようなものかどんな流れで進めていくのかなど理解しているようでできていない部分を詳しく教えて頂きました。正直川原歯科医院に入局してずっとMTMと関わってきたのですが、分っていなかったことのほうが多かったので本当に勉強になりました。また、成人予防部だけでなく他部署の人も理解しておくことが大切だと感じました。私が今回個人的に勉強になったのは、サリバについてです。サリバは、一人一人のリスクを調べそれに沿った情報やセルフケアの方法を伝えるものです。しかし、私は説明時に全て伝えなければと思い先輩に教えてもらった知識や本に書いていた知識を用いながら時間をかけて説明してしまっていました。今回徳本さんが時間をかけて説明したらいいというものではないとおっしゃっていて、その通りだなと思いました。リスクが少ないところは詳しく説明しなくても良いのだと改めて気付くことができました。全部伝えるのではなく、リスクが高いところを患者さんにわかりやすく伝え、無理なくできる改善プランを考えることが大切だと思いました。また、自分だけで考えるのではなく、患者さんに問いかけたりすると患者さんも興味を持ってくれると教えて頂いたので一方的に説明するのではなく、問いかけながら説明できるようにしていこうと思いました。今回のセミナーで、少し苦手意識のあったサリバの説明ですが苦手意識が和らいだのでもっと勉強し、一人一人にあった説明ができるように心掛けてしていきたいと思いました。お忙しいなかありがとうございました。

坪山郁世

私にとっては川原歯科医院での最後の受講になり、今回は「新人教育」というテーマがあったことで私も様々なことを考えながら参加させていただきました。継続して受講し聞いている内容でも実際はできていないことはよくあるが、そのときに教える立場は何を伝えるべきかなど考えさせられました。指導するときはその都度テーマがありそれについて説明をするため、1つのテーマだけを伝えざるを得ないが、結果教えられている方が後から増えていくテーマをつなげるという作業をしなければならない。このつなげる作業を1つ間違ってしまうと、教えられている人が気づかないうちに違う方向に進んでしまい、そうなると指導者は後々で絡まった糸をほぐす作業をしなければならない。実際に行なわれている診療理念に基づく臨床の場に毎日居ても、それだけでは糸をほぐすことまではできないため、同じ診療哲学を持った徳本さんのセミナーを受講することで、糸が絡まる前に、習った各テーマを繋ぎ合わせていく方向を確認できたことが成人予防部にとっては一番大きい収穫であったと思います。何度でも原点に戻って伝え続けることで、例えば何のために説1なのか?や何をするためのプロービングなのか?を認識させ続けていく大切さを学ぶことができました。自分自身の事を振り返ると、天然歯の価値を理解→守れるものなのか?の疑問を追及→どうしたら守れるのかの勉強→実践→問題発生→原因究明、勉強→MTMの流れを知り、気づき→勉強→実践と続けてきて1つ良かったと思う点は、見ている方向がぶれる事が全くなかったので糸が絡まるということがなかった。様々なセミナーに参加してもぶれる事がなかったという点である。しかしこれは私の超頑固なゆえのことであり、他の人に通用はしないので人を育てる難しさをいつも感じているが、このように振り返ってみると、自分では常に前に進んでいる意識であったが何回も原点に戻っていたことに気づいた。これは今回の徳本さんセミナーで行なわれていたことと思います。誰でも悩みながら成長していくのだが、これからも続いていくことを再認識しつつ、新人DHにはこの仕事の楽しさを改めて伝えていきたいと強く思いました。

田村絢子

今回のMTMセミナーも私にとって学ぶことが多く大変充実していたと思います。1日目は夕方少し、SRPをみてもらえましたが「上手にキュレットが当てられている。キュレットの持ち方だけ変えてみたらいいよ。」とアドバイスが頂けました。SRPはまだまだ取り残しが多く、不安だらけの私に少しの自信を与えてもらえる一言でした。あとは唾液検査の結果説明の内容についてや細かい質問もさせてもらい、患者さんのレントゲンや口腔内写真をみてもらってアドバイスいただけました。いつも新たな発見や気付きがあるので徳本さんに来てもらえるのが楽しみになっています。2日目の講義は成人予防部に配属になる2人の衛生士のため、MTMの流れ、カリオロジー、ぺリオドントロジー、など基本的な部分を中心としたものでしたが一番大切な所でもあり、私自身も疑問に思っていたことがいろいろと消化できたように思います。私自身がもっと知識を増やし、技術をみがき、後輩への教育も徳本さんのお力を借りながら藤本さんと協力して進めていこうと思います。これは本当に自分にとっても医院にとっても良いチャンスです。また、成人予防部だけでなく、歯科医院全体で患者教育をし、新しい情報を発信できるようになるともっと成長出来るのではないかと思いました。徳本さんの人柄や人へ伝えることのできる能力を本当に尊敬します。昔、日吉歯科で行われたハイジアの症例検討会に参加させて頂いた時に、徳本さんのお話を聞き、なんて素敵な衛生士さんなんだろう!と刺激を受け、その日の感想文に徳本さんのファンになりました!と書いたことをまた思い返していました。私にとって徳本さんに出会えたことや坪山さんと一緒に仕事ができたことが大きな転機になりました。お二人は、後輩への指導の仕方や接し方、フォローの仕方に気持ちがこもっていて厳しくても優しさが感じられます。私も徳本さんや坪山さんのような衛生士、先輩を目指したいと思います。

藤本恵奈

新人教育を任されることになり、短期間でMTMを理解し実践できるようにするにはどうしたらいいのか、なおかつ患者数が増えた状態の中でどのように教えていったらいいのかなど、ここ最近ずっと考えていました。答えはずっとでませんでしたが、今回の徳本さんのお話の中でその答えや方向性が見えてきました。また、教育をするということは、自分の成長にもつながるし、自信もつくだろうと確信しています。新人の子には申し訳ないですが、今回私ももう一度一から学び直す姿勢で新人教育にあたりたいと思っています。産休・育休・退職が重なることで、成人予防部、医院全体ともにピンチですが、これをチャンスと思って頑張ろうと思います。消極的な私をここまで前向きな考え方にまでもっていける徳本さんは、やっぱりすごいなと改めて感じました。今回のセミナーで、私の『やる気スイッチ』を徳本さんと坪山さんに押してもらいました。このスイッチを自分で消してしまわないように、できることから少しずつやっていきたいです。

白川宏美

今回、徳本さんのセミナーに参加させていただき、MTMの項目も1つ1つの意味を学ぶことができました。普段、受付の仕事なのでMTMのことを全然よく知っていませんでした。なので、起こってしまった疾患の治療の前にどうしてそうなってしまったのか原因を考えるためにもMTMの流れはすごく意味のあるもので、患者さんの口腔内のリスクを改善していくためにも大事なんだなということがわかりました。また、歯周病やカリエスなど、言葉は知っているもののそれがなにが原因でどのように進行していくのかということまで知っていませんでした。なので、患者さんと同じ立場で徳本さんの絵を使った分かりやすい説明を聞くことができ、すごく納得できたし、勉強になりました。唾液やフッ素も再石灰化にはすごく大事だということも勉強になり、子供の毎日のフッ素も頑張ろうと思いました。今日勉強したことを、毎日の受付での患者さんとのやりとりの中で活かしていけたらと思います。今日は本当にありがとうございました。

平岡夕佳

今回のMTMセミナーはスライドでの基礎的な講義でした。OHIS、患者セミナー、MTMについて、どれも納得しやすく分かりやすいスライドと流れだったと思います。私が川原歯科に入局した頃はもうMTMも始まっていましたが、別の歯科医院で働いていた私にとってとまどいも多く理解するのにも時間がかかったように思います。入局して5年、少しずつMTMはバージョンアップし、内容が変わるのでその都度とまどいを感じていましたが基本的な流れや方向性自体は変わっていないので、よりよく患者利益につながっているんだなと思うとこうして関われていることが嬉しく感じました。はじめにこのシステムをとりいれる時を知りませんが、当時のことを知るスタッフに聞いても大変だったことは伝わってきますし、想像しても大変だっただろうと思います。これから産休・育休でしばらく仕事からはなれる事になるので患者さんと関われない時間は本を読んだりして基礎的なことや新しい情報は取り入れていたいと思います。

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