第3回中山先生ペリオセミナー
2010年6月14日 | 研修会
6月9日、10日とアメリカ歯周病専門医である中山吉成先生をお迎えしての第3回SRPセミナーを行いました。第1回、 第2回と歯石の探知と器具の使い方を歯科衛生士の相互実習で行ってきましたが、今回は、担当患者さんにもお越しいただき、 より臨床に即した研修となりました。
感想
中本 祐衣
今回がセミナー参加2回目になります。前回、歯石探知が思うようにできなかったので、今年こそは!
と抜去歯牙を使って歯石探知の練習をしてきました。その成果として、探針から伝わってくる感覚、根形態の特徴など知ることができました。
そして今日、このことをイメージしながら歯石探知に望みましたが、探針の先が歯肉の中でうまく面に沿ってなかったり、力が入り過ぎたり、
逆に遠慮気味になっていたりと結果には結びつきませんでしたが、私の欠点を見つめなおすことができました。
中山先生からも感覚をつかむためには数をこなすことが1番と教わったので、爪楊枝を使った訓練もしながら練習は継続しようと思います。また、
今日新たに学んだこととして「患者さんの声を聞く」。当たり前のことですが、つい術中は作業に夢中になってしまうので、患者さんの「痛み」
「歯石がある感覚・取れている感覚」など拾うこと考えていませんでした。しかし、相互実習で私も意識しながら患者役をしてみると、
そのような感覚が伝わり、術者も患者も意識をするということにSRPの価値を新たに発見することができました。今、
私はSRPをすることが怖く躊躇しています。普段の仕事は治療のアシストですが、治療のときの患者さんの表情や痛み、出血など見ていると、
技術のない私がSRPすると患者さんはどんな表情、痛みを訴えてくるのだろうかとどうしても考えてしまいます。しかし、
何もしないと結果はついてこないので、次回の目標として、臆病にならず作業し、
器具の挿入角度と作業角度とストロークを身につけたいと思います。今回は患者さんを招き実習することができるので、
メンテで来院している母に協力してもらいたかったのですが、仕事のためできず残念でした。次回までの間、自己練習を続け、
母にも家やメンテで来院時に協力してもらおうと思います。また、来年こそはペアの戸島さんに成長したと感じてもらえるように頑張りたいです。
年に1回のセミナー、次回も楽しみにしています。ありがとうございました。
赤栩 美穂
中山先生、遠いところをお越しいただき、ありがとうございます。私は、小児矯正部なのですが、常に健康なお口を目指し診療しております。
中山先生のセミナーを受けるたびに、小さな歯石を見逃さないことや、1度しっかり掃除をし、ホームケアの指導をすると、
健康な状態が続くと言う意味を実感します。また、患者さんへの配慮は勉強になります。先生のおっしゃる、「頑固な歯石」
を付けさせないためにも、学齢期からの、歯肉炎も強化しなければいけないと思います。時々、メンテナンスに来院しているお子さんで、
歯肉炎の改善が見られない子もいます。原因を追及し分析をしなければ、改善はされません。一人でも多くの方に健康な歯肉でいてもらえるよう、
歯肉炎予防にも強化していきたいと思います。中山先生これからも、お体に気をつけて下さい。今日はありがとうございました。
山田 沙由梨
まず、今年も中山先生とお会いすることができ嬉しかったです。今回の実習が3回目だったということもあり、どんな器具を使うのかなど、
実習の流れが分かっていたのでスムーズに行えました。また、以前のセミナー時はじめは、
中山先生のようにキュレットでがりがりしすぎると歯肉を傷つけたり、歯根を削りすぎてオーバートリートメントになってしまうのではないかと、
あまりSRPの経験がなかったので少し不安を持ちながら実習していました。しかし、実際に実習が始まってしていると、
前回よりか少しだけ成長できているかなと思いました。中山先生に、みんな成長できていたというお褒めの言葉を頂いたので嬉しかったです。
限られたチェアータイムの中で、患者さんに話しかけながら歯石をとっていきということは実際できていません。しかし、
今回中山先生が患者さんにききながらやっているのを側でみていて、患者さんも歯石のザラつきやひっかかりを感じることにより、
私たちがメインテナンスやSRPをしていて、どんなことをしているのか、ただ単に歯のそうじをしてもらっているということだけでなく、
少しでも理解してもらうことができると思います。また、もっと自分の歯についても知ってもらえると思うので、
私もできるだけ話をしながらやっていこうと思います。また、次回のセミナーが楽しみです。
兼本 奈津美
中山先生のセミナーも今回で三回目ですが、受ける事ができとてもよかったです。今回は歯石除去だけでなく、歯肉切除やBrのフロスの通し方、
患者さんとの会話などいろいろ学ぶことができました。一回目では歯石探知で精一杯だったのですが、二回目、
三回目とセミナーを受けるうちに歯石除去が少しずつできるようになってきました。私は治療部なのでSRPをすることはないのですが、
合間で歯石探知したりして、感触を忘れないようにしたいです。
シャープニングにしても今回は中山先生のお話を聞けなかったのですが来年もしいけるようならシャープニングの時参加できればなと思います。
お弁当も分けて頂きありがとうございまいした。また来年会えるのを楽しみにしています。
濱田 千聡
私は、第二回目のセミナーには参加できなかったので二年ぶりのセミナーになります。SRPはほとんどする機会がなく、
勉強することもなかったので、今回のセミナーに参加できるのを楽しみにしていました。第一回目の時に、大体のやり方は把握できたのですが、
今回患者さんに毎回声かけをしながらした方がいいという事を聞いて、自分は声かけができていたかなと考えさせられました。
声かけをすることで、患者さんの意見も聞けるし、患者さんの口腔内への意識を高められることになるんですね。今までは、
痛みの有無は聞けていても、「ここに歯石があります。わかりますか?」などといった声かけはできていませんでした。
コミュニケーションを図る上でも声かけは大事ですね。次回、中山先生が来られるまでには頻繁に声かけができるようにしておきます。
SRPも頑張ります。
春日早紀
3回目を迎えることになった講義。色んなトレーニングを受けに行っても、
復習することや先生自身が一人一人力量の確認を行うなどは今までにはなく、先生の人間身を肌で感じながら今回も受講させていただきました。
今回の私のポイントは、患者さんを治すことは直すことが重要であるということ。そこからお付き合いが始まり、
良い関係を築き医療者としてのやりがいをさらに感じることができる。に落とし込みました。歯科衛生士として9年目を迎えましたが、
良い講義に出会えると今までの9年間もっと追い込みたかったなぁと、
思う時もありますが残り2/3の歯科衛生士としての人生をしっかり楽しみたいと思います。
大倉夕佳
今回初めて中山先生のセミナーを受けました。
最近シャープニングやSRPをするようになったばかりでおぼつかない手つきの私がセミナーについていけるのか不安がありましたが中山先生はとても優しく、
時にはジョークを交えて教えて頂いたので楽しく実習することができました。中山先生に探針での歯石探知、SRPをしてもらい、
その後の探針を入れたときのツルツル感やフロスの通りが変わるのを実感でき、凄いなと思いました。
実際に患者さんにきてもらい中山先生がやってるようにしてはみるものの、思うように手が動かず探知も難しかったです。
患者さんの生の声が聞け、自分が思っているより奥まで器具をいれても痛くないことがわかりました。
細目に問いかけをしながらしっかり探知したうえでSRPしていこうと思います。
シャープニングの仕方も思わぬクセが発見出来たので良かったです。ありがとうございました。
戸島絢子
今回で3回目となる中山先生のセミナーでは自分の担当患者さんを診てもらうことができました。
ポケットの浅い若い患者さんでもやはり歯石の沈着やコンタクト直下に取り残しがあること、
狭いスペースに入る器具の選択やその使用法を教えていただいたのと、
患者さんに問いかけをしながら行うことが大切だと再度教えていただきました。
そして自分の歯石探知やSRPの技術がまだまだ未熟だということを痛感しました。
しかし先生から1回目や2回目のセミナーと比べるとレベルが上がってきているというお褒めの言葉もいただけたので嬉しかったです。また、
私は今回のセミナーの計画や準備をする担当でもあったのですがスムーズに実習が行えたのでほっとしています。しかし、
もっとこうすればよかったと思うこともあったので次回は今回のセミナーの反省を生かせるようにしたいです。中山先生、
ありがとうございました。
大久保弘恵
6月10日中山先生SRPセミナー・今回は実際に患者さんにきていただいての実習でした。
普段なかなか自分だけではわからないところを中山先生に口腔内を確認して歯石除去をしてもらい、
実際には思っていた所よりも深く付いているのだということ、感覚、器具の向きの違いを学ぶことができました。また、
前日に見せていただいた歯肉切除を実際にみることもできました。これから歯肉がどのように変わっていくのか楽しみです。
とても勉強になりました。シャープニングもこれからもっと上達できるようにがんばります。
藤本恵奈
ある程度、歯石の探知はできるようになっていると自分では思っていたのですが、
気付かなかったわずかな歯石を今回のセミナーで知ることができました。そして、さらにそれをとることができて、本当に嬉しく思いました。
この感覚を忘れず、日々訓練していきたいと思います。 また、自分だけが歯石を感じるのではなく、
患者さんにも感じてもらえるような歯石の探知の仕方と声かけを心がけたいです。