歯科講演ｉｎ半田病院
2012年4月17日 |
４月１７日、隣町のつるぎ町立半田病院で歯科衛生士の赤栩美穂が講演をしました。今日はとても暖かく、失礼をしてジャケットを脱いでお話をさせて頂きました。
講演後の質問がありましたのでお答えいたします。
Ｑ どのくらいの間隔で子供の定期検診に行くのでしょうか？
Ａ 当院ではお子さんのむし歯リスクや口腔内の変化に合わせて定期検診の間隔を決めています。はみがきの練習をしたり、食生活指導なども行っております。患者さんと 相談しながらすすめております。しかし、乳歯はむし歯の進行が早いので、間隔をあけすぎるのはおすすめではありません。受診間隔はぜひご相談下さい。
Ｑ 子供に離乳食を与える時、冷やすためフーフーと息をかけるだけでもむし歯菌は移りますか？
Ａ ミュータンス菌は唾液を介して、周りの人から赤ちゃんに感染します。生後６ケ月頃から歯が生え始め、１歳７ケ月から乳歯が生えそろう２歳７ケ月頃までの１年間は『感染の窓が開く』と言われ、もっとも注意が必要な時期です。大人が噛んだものを噛み与えをしないことや、他の人との箸やスプーンを共有しないことが感染予防のポイン トです。冷やすための息のかけ方や距離にもよりますが、唾液がかかるのはおすすめできません。
お母さん方は感染予防に意識が高いようです。しかし、注意をすることは必要ですがあまり怖がらなくても大丈夫です。お子さんとのスキンシップも大切ですし、絶対に感染をさせないというのは難しいことなのです。万が一感染しても、菌が活動しにくい口腔内環境を作る方法もあります。また、周りの方の口腔内環境を整えお子さんに接することがむし歯予防の第一歩と考えております。ぜひご家族でのむし歯予防をおすすめします。
参加して頂いたみなさん、ありがとうございました。
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