川原歯科医院 | KAWAHARA Dental Clinic



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MTMセミナー

2012年12月21日 | 研修会

12月20、21日に、山形県日吉歯科診療所より、歯科衛生士の徳本美佐子さんにお越し頂いてMTMセミナーを行いました。

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当院では、 より多くの健康な歯を残すために、診療システムとしてMTM(メディカルトリートメントモデル:初期のリスク評価から、個々の患者さんに合わせた予防プログラムの立案、最小侵襲治療などを行い、定期的なメインテナンスに至る診療の流れ)を取り入れています。そしてMTMの質を向上させるために、定期的にセミナーを行っており、今回はSRP(歯周ポケット内の歯石除去)についての講義と実習形式で勉強しました。

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相互実習では、患者さん役のスタッフより施術に関する感想が聞けますし、患者の立場になって施術を体感することもできますので、歯科衛生士のみならず他部署のスタッフにも勉強になる内容でした。

徳本さん、いつもありがとうございます。来年もよろしくお願い致します。

感想

藤川和美
普段の仕事では衛生士さんの仕事を間近に見る機会はないので、患者さんとどういう風にコミュニケーションをとっているのかはわからなかったですが、実際に患者さんに説明しているかのようにロールプレイングしてもらうと衛生士さんの業務内容も垣間見れるし、わかりやすかったです。私はまだ入局してから日が浅いので、歯科助手としての視点よりも、患者としての視点からまだ見てしまうので、ロールプレイングを自分が患者になったつもりで、自分の歯の説明をしてもらっているかのように聞いていましたが、藤本さんの説明を聞いて虫歯も少ないし、フッ素など使用して歯磨きなどで気をつけてればこの患者さんはまだ若いし大丈夫なんだな・・・と思っていましたが、徳本さんの講評を聞くとこのままいくと40代で入れ歯になる危険もある・・・と聞きびっくりしました。私も歯科医院で働くようになって歯の健康に気づかうようになりましたが、そうじゃない一般の方はやはりこういう風に自分の歯は今どういう状態で、今後どういう風になるのか、このままだとどんなリスクがあるのか?というようなことはほんとに知りたいことだと思います。よく免許の更新などいくと、交通事故の写真など見せられて、その度に事故に気をつけないとな・・・と気を引き締めれるのですがこういう風に自分の身に振りかかる危険というか、他人のフリ見て我がフリ直せ!ではないですが自分に置き換えて考えることができないと歯医者さんがいくら歯を大切に!などと繰り返しても患者さんの心に果たして届いているのかどうかはわからないところです。私自身も歯科医院に勤めて、想像以上に抜歯する人や入れ歯にしている人があまりにも多くて、これは”今からでもちゃんとケアしとかないと早い段階から入れ歯にしないといけないのでは・・・”と恐怖を感じ、一時は食べることが怖くなり食事するのをやめれないものか・・・と考えたほどでした。「あれをやってください!これをやってください!」というのは簡単ですが、実際にやってもらう為には個人ごとにその患者さんにふりかかる危険度を教えてあげるのは重要だなと感じました。知識もないし、今見た目がきれいな状態なら虫歯さえできなければ自分が入れ歯をする時がくるのなんて現実的には考えられないし、きっとほとんどの方が何の対策もせずに過ごしていると思います。私はもっと若い段階で川原歯科に出会っていれば・・・と思いました。こういう思いをする人がいないように私もがんばっていきたいなと思いました。それから入局してはや二ヶ月が過ぎようとしていますが、毎日ただぼーっと過ごすのだけはやめようと思い、自分が準備できそうなものはしてみたり、リセットをすばやく完璧にこなせるようになるぞ!などとささやかな目標をたてて毎日過ごしていますが、半年経っても、一年経ってもこの状態でそれ以上何もできなかったらどうしよう・・・などと不安にかられたりもします。少しずつ覚えて少しずつ前進するしかないのはわかっていますが焦る気持ちもあり自分がどうしたらよいか、ほんとに二ヶ月経った今、この状態でよいと思ってて大丈夫なのか不安に思います。
不安だと思うなら勉強しようと歯科助手の方がどういう風に作業しているのか見ようと思ってもすりガラスに邪魔されて見えないし、例えばCRコアという治療はどんなことするのかな?と見ようと思っても見えないし・・・と思うとみんなどうやって仕事覚えてるんだ・・・と考えます。時期がきたら教えてくれるんだろうけどいろいろ不安です・・・でも徳本さんのおっしゃるように伊庭さんという良いお手本がいるのでよく見習いたいと思います。とっても参考になりました。明日からまたがんばってみようと思います。

赤栩 美穂
今回はSRPの講義でしたが、基礎学は小児矯正部においても理解しておかなければいけません。徳本さんの講義は、とてもわかりやすく、また患者さんとの会話の中で設定してくださるので、臨床現場で役にたちます。SRPを他の歯科衛生士が熱心に勉強している姿を見て、他部署のスタッフのモチベーションも上がったと思います。それと、日吉歯科さんのお話を聞いたり、徳本さんを見ていると、私たちはリスクコントロールをしながら、患者さんのためになる医療をしなければいけないと、つくづく実感します。今後も医院で勉強しつづけていきたいと思います。ありがとうございました。

伊庭 裕子
今回のセミナーでは、SRPの実習などを行いました。私は、衛生士ではないので普段、専任の衛生士がどの様な事をしているか、患者さんに対して、どの様な説明を行っているのかよく分からない所がありました。今回のセミナーでは、ロールプレイングを行ったり実習を行ったりしたので、衛生士のみんなの大変さが分かった気がしました。また、日吉歯科診療所のアシスタントの方のお話や熊谷先生のお話も少し聞けたので、とてもよかったです。今まで、日吉歯科のスタッフや熊谷先生は、子供さんの行事等でも休まず診療を優先させていると思っていたので、驚きました。医院ごとで現状の違いもありますので、医院によって考え方の違いがあって当然で、何がいいかは一概には言えませんが、日吉歯科診療所にベテラン衛生士の方々が居られるのは、職場の環境もあるのだろうなぁと感じました。

原 亜由実
今回のMTMセミナーでは、SRPの実習を行いました。実際にしたり見たことは、体が覚えていたり、次回するときにイメージしやすかったりするので、とても勉強になります。私はSRPされる側でしたが、徳本さんや先輩方がしているのを見たり、いろいろと質問できたので、とても良かったです。今回もひとりひとりに的確なアドバイスをくださり、短い時間の中で私たちのことをよく見てくれているんだなあと感じました。また学んだことを日々の診療のなかで生かし、無駄にしないようにしたいです。ありがとうございました。

山田沙由梨
今回のセミナーでも、新しい事が得られて勉強になった。P-MAXとバリオスを実際に比べてみると、確かにパワーの違いがあった。小児はバリオスで大丈夫だが、チップを変えてより短時間でメインテナンスができたらいい。また、中学生でも歯肉炎のある子がいる。その説明を今までは、口答でしていたが、きっときちんとは伝わっていないと思う。中学生は部活などもあり、来院が途切れやすくもあるので、アニメーションをうまく利用して説明をし、来院につなげられたらいい。今回も実習があり楽しかった

中本 祐衣
今回は、自分の癖を直すことこ、伝える力をつけることが課題となったセミナーでした。鉛筆の持ち方も癖がある私は、キュレットの持ち方や動かし方も悪い癖があり、それが体に負担がかかっているとを知らなかったので早く気づくことができてよかったです。早速、翌日の診療から意識して施術していましたが、癖を直すのはなかなか難しいです。スムーズにできるよう、空き時間や休みの日はイメージトレーニングしようと思います。そして、衛生士として1番の課題は伝える力をつけることです。知識をつけて、少し“おしゃべりさん”くらいになれるように人間力も高めたいと思いました。早く先輩たちのように仕事ができるよう頑張りたいと思います。

春日 早紀
今回もMTMセミナーをして頂きありがとうございました。臨床において患者さんへの気配り、配慮、かゆい所に手が届くくらいのレベルの力量が必要であることと、インストゥルメントの動かし方を指摘して頂きありがとうございました。
徳本さんのお話を聞かせていただくと毎回毎回反省点があります。今回はう蝕の病院論と歯周病の病院論などの説明を充実させるために媒体と話をうまく組み込んでいきたいと思います。

藤本 恵奈
1日目は、フロスの指導を徳本さんがどのようにしているのかを見せてもらいました。どのように声かけをしているのか、このやり方が駄目ならこっちのやり方で・・・というふうに患者さんと一緒に楽しく学ぶことができました。フロスの指導は自信がなかったのですが、参考になることがたくさんあり、少し自信もつきました。2日目は、説明の仕方で自分のできていない所が見えてきました。どのリスクの患者さんにも同じ内容の説明になってしまっているという所です。リスク結果をもう少し深く読み取ることと患者さん一人一人をよく観察することが必要だと感じました。

大倉 夕佳
今回、バリオスとP-MAXの違いを実感し、今までバリオス、バリオスチップを使用していたので次の日の診療からさっそくP-MAXのチップを借りて替えています。実際にチップの先端がしっかり振動してて隣接にも入りやすくプラークがより除去できてる気がします。P-MAX本体も欲しいな~と思いました。SRP実習では手の少しの動きの違いで音や患者さんの感覚も違いました。自分のクセが出来てしまってるので、意識して変えていきたいです。ありがとうございました。

川原淳子
ロールプレーニングでは医療人としての心構えやあり方を教えて頂きました。患者さんにDHなみの知識を持って頂くためには、患者さんの質問に確実に答えを返してあげることがプロとして必要であることを再確認しました。また患者さんが発した一言を流さずに、どうしてそういう言葉を発したのだろうと考えて患者さんの思いを引き出すこと、本心をひきだす姿勢が必要であること。医療人としてだけでなく、人としてのあり方も教えて頂いた気がします。徳本さんにお越しいただいた後は、患者さんのためになる歯科医療とは何かをスタッフもそれぞれ考えて実践しているように見受けられます。日吉歯科診療所で感じた心地よさを、川原歯科医院でも患者さんや徳本さんに感じて頂けるようにスタッフ一同もっと頑張っていきます。

吉永 あゆみ
徳本さんに、前回より医院の感じがよくなったような気がすると言ってもらえて嬉しかったです。いつも近くでいる私から見ても衛生士のみんなが前回のセミナー以降から少し変わったような気がしていました。徳本さんが指摘してくれることは、いつも的を得ていて、発想も新鮮で勉強になります。

大舘 千華
今回のセミナーもスタッフ1人1人が成長できるセミナーになったと思います。特に徳本さんが川原歯科医院の診療を見て率直に感じた点や気づいた点を言って下さった事はスタッフも受け入れやすかったと思うし自分自身の成長に繋げれたと思います。社会人になると第3者から言われる事はほとんどなくなるので徳本さんに言って下さった事は非常に良い機会だったと思います。また、実技でも個々でグレーな部分も改善していっているのではないかなぁと感じました。徳本さんのセミナーを終える度に、衛生士さんは成長し続けると思うので私も知識を増やせていけたらなぁと思います。

井川 志乃
あまり専門的な内容を知らない私でも、いつも分かりやすく話をしてくれるので、いろいろ勉強になります。実習でも患者さん役になって、普段DHがどのような事をチェアーでしているのかがよく分かるし、実験台になるのも楽しいです。毎回徳本さんのセミナーがあるたび、今回は何をするのかな?と考えています。

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