川原歯科医院 | KAWAHARA Dental Clinic



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市野先生講演 感想

2013年10月18日 | その他

10月10日、山形県酒田市の日吉歯科診療所で8月まで勤務されていた市野先生に診療室にお越しいただいて、ご講演をしていただきました。カリオロジーをベースにした内容であっという間の3時間でした。クイントエッセンスに掲載された内容がとても興味深く、もっと詳しく知りたいと思っておりましたし、その内容を診療所全員の共有した情報にしたいと考え、「徳島におこしいただけませんか?」とお願いしたところ、お忙しい中にも関わらず快諾していただきました。やはりお話はとても興味深い内容の連続でした。私が日常臨床で漠然と感じていたことをエビデンスとして詳しく教えていただきました。カリオロジーの奥深さを感じると同時に、今まで以上に口腔内を注意深く見るようになったのではないでしょうか。また、そうしたエビデンスを日常臨床に組み込んだ診療を行っている日吉歯科診療所の凄さを改めて感じましたし、臨床のレベルの高さも痛感しました。歯を守るためにするべきことは本当にたくさんあり一生学び続ける意味を感じるとても有意義な研修となりました。お忙しい中徳島にお越しいただき本当にありがとうございました。 ご厚意に心より感謝申し上げます。

春日 早紀
歯にとって最初で最後の治療へとなるために科学的根拠に基づいた精度の高い医療を実践していくことが重要であるということを軸にいろいろな角度から齲窩について教えていただきました。当院患者さんの中に市野先生の資料にありました、臼歯隣接面のう蝕を発症した患者さんんがおられ、進行度がとても速い状態でした。サリバテスト、カリオグラム、歯牙の形態(齲蝕に対して有利ではない形態)、セルフケアを確認しても対策は完璧であっただろうにもかかわらず急速に進行した患者さんがおられ、齲蝕が発症し、進行した原因を今回の市野先生のプレゼンで再考させていただきました。レントゲン、PHOTO、カリオグラム、サリバ、エビデンスなどのデータがそろっていても患者さんの背景には見落としてしまいそうなリスクが潜んであり、SESという言葉にある環境などもリスクとして考えていけば、統合した予測によって齲窩を予防することができ、さらに的確で良質なメインテナンスを実施していけると感じました。市野先生のご講演の内容はとても魅力的で、歯科衛生士である私はとても楽しくわくわくさせていただけた時間となりました。歯にとって最初で最後の治療へとなるように…明日からのDH業務がさらに面白味のあるものにするために研鑽していこうと思います。ありがとうございました。

藤本 恵奈
今回の市野先生のお話は、今まさに私が作成中の症例に合致する内容でとても興味深かったです。サリバテストの結果だけでなく、歯の部位や患者さんの年齢、う蝕の進行速度などを考慮して治療やメインテナンスにあたることが大事だと納得させられました。う蝕は、様々なリスクを考えていかなければいけないので少し頭の中が混乱していますが、今回の市野先生の講演内容を参考にさせてもらって、自分の中できちんと整理整頓をしておきたいと思います。そして、今後のリスクコントロールに役立てていけるようにしたいです。貴重なお話をありがとうございました。

田村 絢子
今回の市野先生のご講演は大変興味深く聞かせていただきました。講演を聞きながら前日の患者さんのレントゲンを思い浮かべ、あの隣接面う蝕はどうだろうか?経過観察にするべきだっただろうか?などと考えておりました。日々の臨床の中でもう蝕のリスクコントロールは難しい、治療介入の時期を見極めるのも難しいと感じています。メンテナンスをしているにもかかわらず新しいう蝕を発症する。そのたびに見落としていることは何か、何が原因だったのかを考え、予防計画をもう一度見直すということはしばしばあります。今回市野先生の「Evidence Based Cariology」「カリオロジーに基づいたリスクアセスメント」の講演から自分の経験や知識だけでなく、エビデンスや患者の生活背景にもっと目を向けるべきだったと思いました。しかし今の私にはデータやエビデンスといった重要な知識が乏しく、もっと勉強が必要だと感じましたので今後の課題にしたいと思っています。患者さん個人の生活背景やリスクを把握しているのは主に私たち予防部の衛生士であり、どのようにリスクコントロールをしていくかを考えるのも私たちです。そう考えると私たちは患者さんの口腔内を生涯健康に保てるかどうかを左右する重要なキーパーソンであり、責任のある仕事だと再認識しました。「科学的根拠に基づいた齲窩・修復治療の実践」からは予後を見据えた治療を行う重要性を学ぶことができました。衛生士としても、補綴物の種類や治療の方法など知っておくべきことはたくさんあります。それに自分の大切な担当患者さんの治療はやはり質の良いものであってほしいと思います。市野先生の患者さんに対する想いが治療法やスライドからも伝わってきましたし、このスライドを作るために多くの文献を読み勉強されているのだと感じ、大変刺激を受けました。また、時間をかけて勉強されたことを私たちに解りやすく伝えてくださったことを本当に感謝しています。ありがとうございました。

大倉 夕佳
まずはじめに、とても感動しました。口腔内写真、レントゲン、どの角度からみてもステップのない丁寧な治療はもちろん、治療するにあたり患者さんの背景やリスクをすごく考えていて、歯を守ろうとする高い意識を感じます。一つ一つのスライドが分かりやすく、一本の歯でも近遠心によってこんなにもC発症率や進行度が違うことに驚きました。定期的にメンテナンスをしていてもCが再発・進行して治療に移る事は少なくありません。それは患者さん一人一人のリスクを私自身の認識が甘く漠然としたメンテナンスになっているからだと思いました。日吉歯科は施設だけでなくスタッフの技術や意識など、全ての環境が整っている、患者さんにとってとても有益な医院だと改めて感じました。今後、診療をする上できちんとリスク資料を活かし、患者さんに伝えていけるように頑張ります。

坪山 郁世
非常に大事だと日々感じているが、カリオロジーを学ぶチャンスが全くと言って良いほどなかったため全てが興味深く受講できた。臨床から生まれた疑問を、エビデンスを用いて説明し、エビデンスがなぜ臨床の中での診断に必要なのかも含めて説明していただいた。う蝕の進行スピードはマルメ大学での研修時のスライドでも勉強したが、小臼歯隣接面に限ってだけであった。しかし新しい研究が進み、初期治療やメインテナンスに確実に役に立つことが分かっているためこれからもレビューを注目していたい。また、成人のカリエスの発症やリスクアセスメントなども今後はエビデンスを勉強していきたいと思った。エビデンスの基づく治療の実践では、今まではEBMを臨床に置き換えての診療のしにくさを感じていたことがあったが、順序立てて考えるとさほど難しく考えることはないと感じた。もちろんエビデンスベースでの診療を行なっている歯科医院以外では難しくなるが、例えば患者さんに聞かれたとき、先生がおっしゃっていたように(質の高い治療=補綴)ではなく、その修復がどれだけ使えそうなのかの将来予測や、なぜその形体で形成するのかをEBMに則って、患者さんに科学的根拠を持たせつつ的確な説明が可能になることはOP診療所ではより魅力的な診療室になると思った。日常の疑問点をEBMで見つけて解決していくことを日常的に行なうのは非常に難しいと思うが、少しでも調べることでレビューを読む力も身に付くと思う。これからもカリオロジーとカリオロジーのエビデンスをもっと勉強したいと思うので再度受講できることを希望します。

赤栩 美穂
市野先生より、お話をして下さる。しかも、カリオロジーと言うことで、とても楽しみにしていました。その反面、当日は居眠りをしてしまわないかと心配もしていたのですが、とてもわかりやすく、話の流れや勉強の楽しさに、どんどん引き込まれた3時間でした。居眠りどころか、カリオロジーはやはり、学ばなくてはいけない原点だと再確認いたしました。私は小児矯正部に所属しています。カリオロジーに重点を絞っています。シンプルで成人より簡単だと言う人もいますが、決して簡単だと言う認識はありません。口腔内の基礎となる大切な時期を任されていますので、緊張感はあります。常に集中を高め患者の分析をし、患者さんの将来を担うとても大切でやりがいのある部署です。これから、まだまだやっていかなくてはいけないことが多々あります。診療で何気なく感じていたこと、何をやっていけばよいのか、忙しさを理由に整理ができていなかったと思います。的確な表現方法、考え方や適切な言葉を用いたお話に、納得をいたしました。もちろん、患者さんや保護者の口腔内の観察、生活を把握したうえで、予防をすすめています。社会経済的リスク因子というリスクファクターはもっとふまえていかなくてはと感じました。当院の考え方は診療方針で地域の予防意識も高まってきたと感じていますが、社会経済に影響を与えることを自覚し、もっと邁進していかなくては・・・。そのためには、もっともっと学ばなくてはいけないと思います。勉強不足ではずかしく思いました。同じリスクコントロールでも、確立の高い将来の予測という面を強化していきたいと思います。それと、萌出時期や咬合の問題、裂溝別の分析も頭に入れ診療に活かしたいと思います。今回、ご講演をして頂いて、当院は、まだまだだと思い知らされました。これからの課題は、①データやエビデンスを優先し、確立の高いリスク診断を行う。②う蝕の進行速度もふまえ診療を行う。③地域の意識を高めていくよう努める。などです。今回、私たちの不足している点が見えました。もっともっと、社会的影響を与え、予防が安定し、カリオロジーが常識となる地域へと変えていかなくては・・・と思います。市野先生の講演から、いろいろな経験をされて頑張っていらっしゃるのだなあ。話の流れ・進行速度、言葉への追加した説明など、いたるところで、お心遣いを感じました。また、資料を提供して下さったご厚意に深く感謝いたします。今回は半日でしたが、次回は1日中ご講演をして頂きたいと思います。これからも、ますますご活躍をされて下さい。私たちも、一人でも多くのカリエスフリーの子どもたちを育てていくよう頑張ります。先生のお話を聞き、焦る点が多くありますが、しっかりと勉強し、コツコツと積み重ねていきたいです。ありがとうございました。

山田 沙由梨
市野先生の講演は、小児を担当している私にとってとても勉強になりました。肉眼では見えない隣接面がう窩になっているかどうか、隣在歯との接触面が広いか狭いかなどあまり今まで意識していませんでした。カリオロジーを学ぶことは、小児には欠かせないものと改めて実感しました。中学生の隣接面カリエスは本当に多く、治療介入の時期をいつも悩みます。これから、今回学んだことを知識として患者さんに提供し、年齢、進行速度、リスク、う窩になっているかどうかなどをしっかり見極めて判断できたらと思います。また、11月には症例発表会があるので、スライドの内容やアニメーションの使い方なども参考にさせていただきました。遠方からおこしいただき、とても為になる講演をしていただいてありがとうございました。

竹原 彩香
私は10月から正式に小児矯正部に配属になり、治療のアシストやメンテナンスをさせて頂いているのですが、業務に集中しすぎて生活背景や齲蝕になってしまった過程などを想像せずに日々業務にあたってしまっていました。しかし市野先生が予測し予防することが大事とおっしゃっていて、本当にその通りだと思いました。一人一人違う環境の中で生活していて、それぞれ違ったリスクがあるのにそれを考えず治療やメンテナンスをしたのではいけないと思いました。また、咬合面齲蝕から隣接面齲蝕への変化する時期や、齲蝕の発症しやすい部位・部位別の進行速度などを説明してくださって、交翼法の撮影するタイミングやフロスの指導をするタイミングなどいろいろ考えさせられました。小児の口腔内は変化が著しいので、日々勉強しカリエスフリーの児童を増やせるようにしていきたいと思います。今回の講演を聞かせて頂き本当に勉強になりました。ありがとうございました。

伊庭 裕子
遠くまでお越しいただきありがとうございました。今回の講演は、事前に資料があったので予習することができ、助手の私にもとても分かり易かったです。市野先生の患者さんに対する気持ちや治療への熱意がすごく伝わる内容でした。今までは予防部の衛生士の力量アップの為のミーティングばかりだったので、治療の話を聞く機会があまりなかったので、治療のレベルの高さに驚かされました。予防型の歯科医院を選んで通っている患者さんには「これ以上、治療はしたくない!これ以上、歯を失いたくない!」という共通の意識があります。その希望を叶える為には、予防部衛生士の頑張りが必要です。しかし、衛生士がいくら頑張っても、患者さんがセルフケアを頑張っても、不十分なエンド、不適合な補綴物、ステップのあるCR等になってしまえば予後が悪いことは明確です。予防型の歯科医院だからこそ、残念ながら治療しなくてはいけなくなってしまった歯を再治療を繰り返さなくてもよい状態にしておく事がとても重要なんだと気付かされました。市野先生の講演を聞いてから、私の仕事に対するモチベーションが上がりました。私はアシスタントですので、ドクターが診療しやすい環境作りも大切です。よりレベルの高い、安全で安心な診療が出来るよう、自分に何が出来るのかを常に考え行動していきたいと思います。涼しい季節から、寒さの厳しい季節へと移り変わっていきますが、お身体に気を付けてください。本当にありがとうございました。

原 亜由実
今回、市野先生に講義していただき、とても貴重な時間になったと感じています。リスクを主とした講義を受けるのは初めてなのと、今回のように深いところまでリスクについて考えたことがなかったので、とても興味をもって受けることができました。市野先生のスライドは、きちんと順を追って要点を示してくれるので、見やすく、理解もしやすかったです。また、治療の写真を見たときに、質が高く驚きました。メインテナンスと治療には、深い関わりがあることから、治療部のアシスタントとして、リスクの大切さと同時に、治療の質の大切さについても考えさせられました。今回、市野先生の講義から学んだこと、講義を受けることで、自分の中で考えたり思ったりしたこと、それらを生かして、その患者さんに応じたリスクについて考え、的確に教育できるように努めていきたいです。お忙しい中、ありがとうございました。

藤川 和美
“虫歯がある → 治療する”という流れの中でも患者さんの希望を聞き入れている、患者さんの声を聴こうとしているというのは、患者さんが聞いたとするとうれしくて、頼もしいだろうと思います。私は歯科助手で、歯についての知識はほとんど無いので、患者さんの感覚と同じなので、人によって、個人によって施す治療が変わってくるということは、確かにみんな、脱灰が進んで虫歯になっていくプロセスを同じように経て虫歯になり、歯科医院に来院するわけですが、そのプロセスの背景は、人それぞれ違う訳だから、治療内容も変わっていてもおかしくはないんだなと思いました。もし自分が虫歯になって川原歯科医院に患者として来院して、治療を施される時に先生方は私の生活の背景まで考慮して”補綴が入ってないから何とかCRでいってみよう”とか”前歯部のスマイルラインから見えないようにここは保険外でも白いのを勧めよう”とか利益とか手間とか、歯科医院側の事情を一切加味せず治療してもらえるのかな?って思いました。毎日先生方と一緒に仕事をしている私ですらそのように疑問に思うので患者さん側はもっと不安や疑問を抱えていると思います。だけど、こういう風に患者さんのことを想って治療に臨もうとする先生が増えると患者さんも安心して、信頼して来院してくれるのではないかと思います。患者さんの信頼といえば、市野先生の症例を聞いていると、小児の頃から親に連れられてメンテナンスに来院して、乳歯から永久歯に生え変わり、カリエスフリーを手に入れたのに、その後、大学進学のために上京し、生活の乱れにより齲窩が生じ、再度来院した男性・・・や、また初診時に高校生で、大学進学のために山形を離れたが、メンテナンスにはまじめに来られていた女性・・・だけど虫歯が進行して、齲窩になってしまった・・・というケースがありました。虫歯のできる部位によっても進行スピードが違うことや、進行する速さ自体にも非常に驚きました。しかしながら、この症例の女性のほうは定期的なメンテナンスにも通っていてきっと虫歯は心配しなくても大丈夫って安心しきっていたのではないかな?と思います。この女性がどこまで歯に対する意識が高く、ホームケアも、どの程度できていたかはわかりませんが、もし私がこの女性と同じ立場なら、毎日ハミガキやフロスをしていて、なおかつ歯医者さんでメンテナンスを定期的にしているし、衛生士さんにも特に何にも言われてなかったら、このケアの仕方で充分なんだなって安心してしまいます。だってプロに診てもらって、悪いところはプロが指摘してくれて、言うとおりにしてたら私の歯は大丈夫!と思ってしまいますよ。毎日、いろんな患者さんのメンテナンスをされている衛生士さんの影響力とはほんとにすごい力だと思います。また症例の男性の方では、小さいころから親に連れられて歯医者さんに来て、カリエスフリーだったのに、大学に進学した途端、齲窩ができるまでになるというのは、確かに患者さんの生活の乱れが一番の要因だけど、高校生までの間にハミガキやフロスをして虫歯のない歯を維持するのは本当に大事なことなんだって教えてあげれなかったのかな?って残念に思います。今日の質問の時にも淳子先生が、「天然歯は芸術的だから・・・」とおっしゃってました。先生方はきっと歯を削ってしまうことは本当は”もったいない”って思ってらっしゃるのかな?と感じました。人工的には造り得ないものだからこそ、もっと強く一般の方々に声を大にして訴えかけなくてはならないんだなと思いました。私はもう補綴が入ってしまった口腔内なので、できることなら子供の頃に戻って、カリエスフリーを手に入れたかったなと思いますが、それができない今、今現在、そしてこれからのたくさんの天然歯を守ってあげたいなと思いました。にわか知識ではありますが、たくさん話をきいて知識を少しずつ増やして、患者さんと話をする少しの時間に、患者さんに知識を提供して、”歯を大切にしてみよう”って一人でもいいのでそのように思ってくれる人ができたらいいなと思います。

馬場 朱梨
市野先生の講義はとても分かりやすい内容で、一言で言い表すことができないほどいろんなことを感じ、多くのことを学ばせて頂きました。今までいろんなミーティングを受けてきましたが、主に予防部中心とした講義が多く、なかなか治療部の私たちに今できることはなんだろと考える機会があまりありませんでした。しかし今回市野先生の講義を聞きながら思ったことがあります。それは、治療しなければいけなくなった歯をただ治療するだけでなく、予防歯科だからこそ患者さんのことを考え、再治療しなくて済むような治療ができるんじゃないか、そのためにもDrが治療しやすい環境を作ることが私たち治療部が今出来ることなんじゃないかと思いました。そう思えたのも、市野先生の時間と手間をかけて丁寧に治療した写真を見たからです。本当に感動して、市野先生、日吉歯科の治療のレベルの高さに驚きました。川原歯科もそういう治療を目指して、治療部衛生士ももっと力量を上げて頑張っていけたら良いと思います。でもまず一番は患者さんの歯を守ることだと思います。歯周病もう蝕もそのほとんどが予防することができるその仕事を担う私たちがすべきことは、痛くならないように、悪くならないように、健康に導くことだと改めて強く思いました。今回市野先生の講義でとくに心に残ったのが「エビデンス」です。カリエスの進行などの講義もありましたが、そのすべてがエビデンスに基づいた内容でした。確かな知識を得る、より深く知識を再確認する、エビデンスの重要性やその知識に沿った診療の大切さに気付くことができました。私は成人予防部の衛生士になることがこれからの目標です。しかし今年入所した私にとって、この目標を達成するための課題は山ほどありますが、経験と技術を習得し、信頼される衛生士をめざし日々努力をしていきたいと思います。貴重な講義をしていただき ありがとうございました。

吉永 あゆみ
私はマネージメントスタッフなので専門的な用語はあまりわからないですが、市野先生のお話はとても聞きやすかったです。リスクを予測する事が大切で、予測できれば的確な対応ができるという事、たとえ同じ口腔内でも年齢が違えばリスクが全然違うという事など、とても勉強になりました。また、以前から日吉歯科診療所のスタッフのプレゼンテーションはレベルが高いという事は院長から聞いていましたが、今回、市野先生のプレゼンテーションを聞いて、すごく勉強されている事が伝わってきてレベルが高いという事がよくわかりました。私も、川原歯科医院が市野先生に負けないように、レベルアップしていくサポートをしていきたいと思います。

井川 志乃
遠方よりわざわざお越しいただき、ありがとうございました。今回は『リスクコントロール』がテーマということで、受付の私には難しい話かと思い、構えていました。しかし、市野先生のお話は素人に毛が生えたくらいの私にでも、すごく分かりやすく聞きやすかったです。私には小学1年生の子供がいますが、今ちょうど上下6番が生えてきているところです。まだ完全には生えきっていないため歯磨きもしにくく、もともとの歯の質が弱いため、虫歯にならないかとヒヤヒヤしています。私が川原に勤務し始めたのを機に、子供も3歳からメンテをしてもらっています。先生の話を聞いて、やはり早い段階からのリスクコントロールが大事だということが改めて分かりました。

白川 宏美
今回は貴重なお話ありがとうございました。衛生士ではないので治療やう蝕の進行・リスクなど、あまり理解していなかったのですが、う蝕の好発部位と進行速度が年齢によって違ってくるなど、とても勉強になりました。CRの症例も、すごくきれいなCRで驚きました。

川原淳子
以前川原歯科医院で、喪失歯の原因を調べたことがあります。そこで、メインテナンスで歯周病の進行はある程度コントロール出来るが、う蝕のコントロールが難しいことがわかりました。その原因の一つに、カリオロジーに基づいたリスクアセスメントができていないことが考えられました。今回はエビデンスに基づいたカリオロジー、カリオロジーに基づいたリスク評価についてのお話を聞くことができ、あちこちに散らばっていた知識が整理整頓できました。マルメの復習にもなりました。スタッフ達もなかなかカリオロジーの話を聞く機会は少ないので、大変勉強になりました。また、市野先生が勤務医時代に一人でプレゼンを何度も練習した話、頑張っていた頃が今思うと一番楽しかったという話。渡辺さんの、セミナーに出席したらその内容をパワーポイントにまとめておくようにという、熊谷先生からのアドバイスなど。セミナー以外の会話の中からも、たくさんのヒントをいただきました。このたびは開業準備でお忙しいところを徳島までお越しいただきましてありがとうございました。

山崎 泰文
保存修復学については、大学の講義で学んできましたが、カリオロジーについては、講義を受けるチャンスはなかったので、今回の市野先生の講義は、大変わかりやすく参考になりました。歯種や年齢、う蝕の進行速度を漠然を考えながら日々の治療を行ってきましたが、今回、科学的根拠を提示していただいた事で、自分たちの仕事に対する自信が生まれました。また、改めて、原著論文を読むことの重要性を痛感しました。今回、学んだ事を反芻し、より多くの人が生涯にわたり自分のお口で食事ができるための手助けができるよう、努力していこうと思いました。市野先生、どうもありがとうございました。

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