川原歯科医院 | KAWAHARA Dental Clinic



お知らせブログ


症例発表会2013 感想

2013年11月26日 | 研修会

11月14日に川原歯科医院研修室にて症例発表会を開催しました。私たちは診療所の活動目標を「生涯にわたって口腔の健康を維持し、自分の歯で食べる楽しみ、おしゃべりする楽しみを持ち続けること」と位置付けています。そのための実現手段としてメインテナンスを中心とした世界標準の診療を行うことが大切で、エビデンスに基づいた診療システムや治療を行うように努力しています。それぞれのスタッフが、日々の診療で疑問に感じたりしたことを文献などで調べ、学んだことを整理整頓することで今まで以上の成長ができるようになります。診療所の総合力を上げるためにはやはり個々のスタッフの力量アップが不可欠です。今後もこうした試みを修正しながら成長できればと思います。また、今回も県内のみならず県外からも多くの皆様に参加していただき、本当にありがとうございました。志を共にする皆様とこれからもご一緒に成長できればうれしく思います。これからも頑張りましょう。

春日 早紀
ご参加頂いた方々、また遠方から来ていただいた方ありがとうございました。今回のようなこのような機会では、私たちが診療している中での経過をあらため、文章やスライドにまとめることにより、今まで自分でわからなかった事が、他の客観的な意見や目線より、私たちにとっての「気づき」をいただくことができます。それらが、臨床者にとってのスキルとなり、患者さんへの利益となるため、毎年毎年、勉強になり、邁進していかなければ…という向上意欲につながります。症例作りは簡単な作業ではないけれども、終わってみると何とも言えない達成感を味わうことができるのでこれからも日々頑張っていこうとおもいます。

藤本 恵奈
定期的に症例発表会をすることで、毎年いい緊張感が得られています。また、症例を作ることで自分が一番勉強になり、昨年よりも成長できていると感じることもできました。さらに、みんなの発表を聞くことで知らなかったことも知ることができ、発表の仕方、その人の考え方など学べるところがたくさんありました。お互いにいい刺激となっていると思います。たった一枚だけのスライドを作成するのにかなりの時間と労力がかかります。本当に大変ですが、いつも発表が終わると大変な思いをした分だけの達成感を味わうことができます。来年は、もう少し成長できていればと思います。

田村 絢子
今回の私が発表した症例では私の伝えたいことがうまく伝わらなかったようで悔いの残るものでした。患者さんの口腔内や生活背景を知りそこから治療計画を立てたり施術するのは当たり前のことで、さらにそこで疑問に思ったことなどはエビデンスや文献を勉強し、知識を持っておくことも大切だと思っています。エビデンスをベースとした歯科医療を考えるということを数年前から日吉歯科のDR やDHの方から学び、スウェーデンでの研修でも学んできました。海外のレビューやエビデンスを勉強するということを今までしてこなかった私ですが今後はそういったものにも目を通す癖をつけたいと思います。そして他のスタッフにも症例発表の機会などで勉強したことを伝えるようにしたいと思っています。私たち衛生士は重度のぺリオを治すことばかりにとらわれがちですが本来は発症前、初期の段階で来院し、そこから進行させない事が健康な口腔内で生涯過ごすためには重要で、自覚症状のない患者さんに継続してメンテナンスに来院してもらうことのほうが難しいのです。重度の患者さんが来院しても決してすぐ抜歯ということではなく現状と将来のリスクをきちんと伝え、治療をすすめていくことが必要であると思います。そしてそのご家族の方や知人の方などに早期に来院を促してもらえるよう伝えることも私達の役目ではないかと思います。そのようなことを症例を作成する過程で改めて感じました。今後は、聞き手にきちんと伝わるようなプレゼンを作成することが課題です。このような機会はそう多くはないので他の医院の発表なども聞きたかったです。

大倉 夕佳
医院外の先生方やスタッフの方を招いての症例発表会、このような場で症例発表をするのは2度目ですが今回もとても緊張しました。この緊張も終わった後には達成感と共に自分自身にとっていい刺激になっています。なにより毎回症例を作成するにあたり、たくさんのエビデンスを1から調べたうえで人に伝わるようにスライドや言葉を選ぶ作業をしているので、新しく覚える事も多く、知識も増え、作成後には少し成長しているように思います。また、他のスタッフの症例も毎回勉強になりますし他の医院からの症例に対しての質問、意見や感想を聞けたこともよかったです。今回は川原歯科医院スタッフのみの発表だったので他の医院の症例も聞いてみたいと思いました。

坪山 郁世
今回初めての院内勉強会に参加させていただき、四国内と四国近郊県の他医院の方々と接しさせてもらい、皆がどの方向に向かっているのかも感じ得ながら勉強させてもらいました。以前のプレゼン以上に当医院のスタッフの発表は、一人一人の患者を丁寧に細かくまた、長期に見ていく覚悟がなければ見つけられない側面をピックアップし、調べ上げられた素晴らしい物でした。単に理想論に走らず、データを継続して取得しているからこそ見えてくるものを提示していたと思います。また歯や口腔環境を守っていくためのエビデンスの選択とそれを臨床にどのように落とし込むのかをも考えられて発表されていたとも思います。今後も、世に出ている自分が選んだレビューと同じ結果が果たして出せるのか?との疑問を持ち続けて臨床を行い、取ったデータを分析してそれを科学的に検証して行く必要があります。そのような自己研鑽をしながら長期症例と向き合っていく事を今回の勉強会でも再度確認したと思います。術者の経験だけに頼った診療では予後の予測や将来のリスクコントロールをするには乏しく危険なことであるということは、大抵の歯科医療行為が外科処置であることもあり、本当の予防をしているのであれば容易に気が付くことであります。もちろんリスクが高い=悪いではないことも知っているわけです。今回の参加歯科医院さんのほとんどがオーラルフィジシャンを受講し目指しているとの事でありましたので、研修ルームにいた全員が同じ気持ちで受講されていたのだろうと考えていました。病気を治したかどうかよりも病気を発症させないで一生いられるかの方が遥に難しく、そして患者本来の利益を守るものであるためであり、さらに突き詰めていくことにはニーズがあるわけです。よって我々側は治療だけに終始する歯科医療よりも知識も技術はもちろん必要とされます。今回のような勉強会は今後も進化させながら近隣の同志の歯科医院同士でよい影響を与え受けしつつ継続していき、それを医院内で患者さんにもフィードバックされれば、この地での歯科医療は明るい未来となることと思います。メディカルトリートメントモデルは何ら難しいことを言っているわけではなく、ワールドスタンダードの歯科医療やレビューを勉強されている歯科医師、歯科衛生士ならごく当たり前のことであります。院長が挨拶で申したように、日本保存歯科学会や日本歯周病学会など最近では日本でも言われていることでもあります。しかし理解はしているものの、実践、継続していくとなると難しさを感じる歯科医院が全国的にも多くあると思いますが、川原歯科医院の様な既に実践している歯科医院が徳島にはありますので、皆で協力し合って研鑽を積んでいくことができる環境に本当に四国は恵まれていると感じました。歯科医療の明るい未来が見えている場所は日本では少ないので、今後も積極的に勉強会に参加し四国から発信するものを構築していくと良いと思います。東京に帰ってからも期待して注目したいと思っています。ありがとうございました。

赤栩 美穂
今年の発表会は、トピックプレゼンテーション形式でしたので、症例について調べたり、いろいろな論文を読んだりと費やした時間が多かったのです。スライドを作成するにあたりデータの確認、カルテの見直しなども行ったので、現在の状況の把握、今後の課題を見直すよい機会になりました。日々の診療の結果を評価することがあまりありませんが、今回のデータを分析し患者さんの口腔の健康のために、つなげていきたいと思います。また、院内の他の部署や、衛生士の発表を聞いて、みんな頑張っているのだなあ。それぞれ診療に前向きに取り組んでいる姿を見て、もっと自分もすることがあるのでは・・・。小児矯正部として、子どもたちの将来を担うため、もっと頑張らなくては・・・と思い反省しました。また、今年は参加して下さった方が多かったのが、うれしかったです。各地域で、頑張っていらっしゃる方が多いのも、励みになります。日本に予防が定着する日が来るよう頑張っていきたいです。まだまだ、多くの課題や問題はありますが、来年よい結果が得られるようこれからも頑張りたいです。

山田 沙由梨
今年もたくさんの医院から集まっていただいて、発表をきいてもらえてよかったです。プレゼンテーションを作るために色々資料を集めたり、考えたりするのは大変ですが自分自身もとても勉強になります。会場の準備や、参加医院との連絡をとってくれたりと症例発表がスムーズにいくように運営をしてくれたスタッフはとても大変だったと思います。ありがとうございました。それぞれの医院でやり方などは違うけど、最終的に目指しているところは同じだと思うので、これからもこのような機会でたくさん意見交換などをしていきたいと思います。来年は、他の医院の発表もぜひききたいです。また、私自身も来年の発表にむけてこれからも日々の診療をがんばっていきたいと思います。

竹原 彩香
今回症例発表会に初めて参加させて頂きました。正直難しくて分らないかもしれないと思っていたのですが、先輩方のプレゼンはとても細かく分りやすく作られていました。アスペルガー症候群の症例からアレルギーの話、専門的な症例まで様々な種類がありました。アスペルガー症候群の症例では私も関わる機会があるので、患者さんの特徴などを思い出しながら聞いていました。また、接し方を戸惑っていた部分もあったので、学んだことを活かしながら次から接したいと思いました。アレルギーの話では、私自身アレルギーはないのですが小児の患者さんを見ていて、アレルギーの子供が多いように感じるのでとても参考になりました。また、化粧品やお茶など普段身近にあるものに金属が使用されていると知って、金属アレルギーの方がいたら注意を促す必要があると感じました。問診時にアレルギーの確認はとても必要なことだとも感じました。専門的な症例では、インプラントについての話や、歯周病の話、形成不全の話など知らないことが多かったのでとても勉強になりました。この中でも、私は小児部に所属しているので形成不全の話は学んだことを今後に活かしていかなければならないと思いました。また今回は外部の医院の方々も参加して頂いて、意見や質問などを聞かせて頂き、他の医院ではどの様な考え方をしているのかが聞けて、それも勉強になりました。今回の症例発表会では多くのことを習得できました。ありがとうございました。そして発表された先輩方、お疲れ様でした。

伊庭 裕子
今回、初めて発表をさせて頂きました。私は、極度の緊張で自分の意思とは関係なく急に気持ちがこみ上げてくることがあります。今までの私でしたら、発表の打診があった時、きっとその事を理由にお断りしていたと思います。でも、それは私の特性として受け入れる事にしようと思い、今回思い切って発表に参加させて頂きました。私にとっては、とてもとても大きな決断でした。あんな風になる事は自分でも想定していましたし、川原歯科医院のスタッフは大体想像がついていた!と言っていましたが、他院の方には驚かせてしまった事と、お聞き苦しい発表で申し訳なかったな・・・と感じました。でも、私の気持ちは伝える事が出来たので、自己満足にはなりますが発表させてもらえた事をとても良かったと思っています。もし、今度その様な機会がありましたら、院長がとっておきの方法を教えてくれたので実践したいと思います。また、どの発表を聞いてもとても勉強しているのが感じられましたし、聞く側としてもとても勉強になる事ばかりで有意義な一日が過ごせたと思いました。そして、他の医院の先生やスタッフの方たちも遠くからお越し頂き、本当にありがとうございました。自分たちの医院の中だけで行う勉強会では、成長に限界があると感じますが、他の医院の方の意見を伺ったり、質問をして頂くことにより私たちの意識もモチベーションも上がります。今度は他の医院の発表も聞くことが出来ればいいなぁと感じました。明日からもまた日常が始まりますが、他の医院の方たちに負けないように、私自身も日々成長していけたらと思います。

原 亜由実
今回も県内外からたくさんの方に参加していただき、とてもいい症例発表会になったと思います。どの症例も内容が濃く、症例に対する質問もたくさんあったので、たくさんの意見が聞けてとても勉強になりました。発表者の方たちは、スライド作り大変だったと思いますが、時間をかけて調べたり考えたりすることによって得たものは、とても大きいと思います。私も今後そのような機会があると思うので、参考にしたいです。

藤川 和美
昨年初めて症例発表会に参加してから、はや一年なんだなぁと実感いたしました。昨年の症例発表会の時は、入局直後でみなさんが話される’MTM’だとか、’OHIS’だとか、その他さまざまな専門用語が呪文のようで、せっかくの症例発表も全くと言っていいほど理解できてなかったように思います。それを思うと、今年も完全には理解できないものの、昨年よりは「なるほど!」と理解できるようになったのではないかな…と自画自賛しております(笑)それにしても、県外から来られている先生方も、いろいろ迷いながら、悩みながらMTMのシステムに挑戦されているんだなぁと思うと、がんばってほしいぁと応援したくなりました。私は川原院長や衛生士さんたちがしてきた苦労も詳しくはわからないので、もうできあがっている状態のところにひょっこり入局してきて、何の苦労も感じないまま、毎日の業務だけに必死になっている状態なので、他院の先生方が苦労しておられるのをみて、’川原院長もこんな感じでがんばってきたんだろうなぁ’と思うと、’先生方の目指すべき形にぜひなってほしいなぁ’と応援せずにはいられなくなりました。目標があるってすばらしいですね。みなさん迷いながらもイキイキされているように見えました。次回はぜひ他の医院の方々の症例発表も伺いたいと思いました

馬場 朱梨
今回初めて症例発表会に参加しました。症例を作るのはすごく大変だったと思いますがどの症例もすごく上手に出来ていて、また他の医院の方からの質疑応答にも的確に答えている先輩の衛生士さんの姿を見ていてすごくかっこよかったし、本当にすごいなと思いました。一人一人の発表を聞いてどの症例でも「患者さんの口腔内を良くしたい」「患者さんのために何ができるのか」そういう思いが伝わってきました。その中でも伊庭さんのアレルギーの症例では、患者さんの全身状態を把握しておくことはアシスタントをしている私にとってもとても大切なことなのでいろいろと勉強させてもらいました。今回の症例発表を聞いてまだまだ勉強不足なところがたくさんありました。いつも人から聞いて勉強することが多く自分で調べて勉強することがなかったので、これからは自分で勉強する習慣を身につけていきたいです。他の歯科医院さんの症例を聞くことができなかったのが残念でしたが、本当にいい機会だったなと思いました。

井川 志乃
外部医院の方たちを招いての症例発表会の参加は、私は今年で二回目でした。昨年は半日でしたが、今年は一日あったのでじっくり発表を聞くことができました。一つ残念だったのは、今年は川原歯科医院だけの発表だったので、外部医院の方たちの発表がありませんでした。来年は楽しみにしたいと思います。

白川 宏美
症例発表会に参加し、アレルギーやエンド・ぺリオなど知らなかったことをたくさん勉強することができました。専門用語でわからないこともありましたが、わかりやすく説明していて、知識を持っていなくても聞くことができました。子供ができたのもあり、小児の発表にはすごく興味があったので聞けて良かったです。ありがとうございました。

吉永 あゆみ
県内、県外から多くの歯科医院のみなさんが参加してくれて、とても充実した症例発表会になったと思います。川原歯科医院のスタッフの発表も、院内セミナーで発表した時よりもバージョンアップしていて、とてもよかったです。特に、伊庭さんの発表はUSBがなくなって泣きながら最初から作り直していたのを知っているので心配していましたが、とても素晴らしい発表でした。せっかくなので、他の歯科医院の発表も聞きたかったです。来年はいろんな歯科医院の発表が聞けると嬉しいです。

川原 淳子
今年も症例発表会が無事終わりほっとしています。症例発表会で皆さんからいろいろな指摘をいただくと、日ごろ気づいていないことに気がつき新たな発見があります。スライドにしてデータでみると、ああそうなのかと客観的な判断ができます。小児矯正部では、大事な時期6歳時にリスク検査ができていなかったということにデータをみて改めて気づかされました。また指摘いただいたリスクが下がったのかどうかの再評価がまだまだできていないこともはっきりしました。
成人ではやっと再評価が再評価になってきたと感じています。もっとリスク評価を生かしたリスクコントロールの提案ができるようになれば、患者さんも、もっと楽にホームケアーができるのではと、今までわかっていたことなのですがデータをみて改めて考えさせられました。症例発表については、自分の疑問点からテーマを決め発表し、これこそPBLだと思います。質問に対しても以前よりも堂々と答えられていたように思います。準備もスタッフが協力してスムーズに行うことができ、医院の総合力は確実にアップし、成長していることが感じられ大変うれしく思いました。遠くは福岡、岡山、香川から、ご参加くださいました皆さんありがとうございました。ぜひまた来年もお会いしましょう。

山崎 泰文
本年も、多くの医院の方々に集まって頂き、ありがとうございました。皆様方の意見を伺うことで、我々の今後の課題が明らかになってきました。会の運営にあたり、来年度は、他の医院の方にも医院の取り組みなどを発表していただき、ディスカッション形式で進めたい。と考えております。ぜひ、来年もよろしくお願い致します。

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